大分県別府温泉には観光名所の地獄めぐりがあります。
7つの地獄が一か所にまとまっていないので回り方によって時間も変わってきます。
それぞれ入場料が必要なので「地獄めぐり」を楽しむなら共通観覧券が便利です。
共通券は7か所の地獄が見学できます。
入場券は各地獄の入口で販売しているので最初に訪れた地獄で購入しましょう。
営業時間8:00~17:00(年中無休)無料駐車場完備
個人 大人(高校生以上)フリーパス2,200円(税込) 入場券一律450円(税込)
効果的な回りかたを伝えていきます。
別府温泉地獄めぐりの回りかた
国指定名勝は海地獄・白池地獄・血の池地獄・龍巻地獄の4つが別府地獄の名勝に選ばれました。
地獄めぐりは徒歩で行く、バスで行く、車で行く定期観光バスと色々方法があります。
歩いて回れる地獄は5、残り2つはバスで移動
海地獄→鬼石坊主地獄→かまど地獄→鬼山地獄→白池地獄→血の池地獄→龍巻地獄
「海地獄」と「鬼石坊主地獄」は左右の位置関係なのでどちらが先でも大丈夫です。
「かまど地獄」は、海地獄と鬼石坊主地獄から徒歩5分程度で着きます。
「鬼山地獄」は、かまど地獄から徒歩1分です。
「白池地獄」は、鬼山地獄から徒歩2分です。
血の池地獄と龍巻地獄はバスで移動
残りの2つ「血の池地獄」と「龍巻地獄」は約2.8km離れているので亀の井バスを使いましょう。 バスは1時間に2~3本出ています。
白池地獄からバス停「鉄輪」まで徒歩4分、そこからバスで6分の「血の池地獄前」で降ります。
龍巻地獄は間欠泉で30~40分に一回温泉が噴き出します。その時が一番の見どころです。
バス下車後まず「龍巻地獄」の待ち時間を確認し噴き出すまで時間があるようであれば先に「血の池地獄」から回りましょう。
血の池地獄と龍巻地獄はすぐ隣で時間を有効に使うためにタイミングよく回りましょう。
定期観光バス
定期観光バスは、バスガイドさんによる案内で約3時間ですべての地獄を巡ることができます。予約が必要です。毎日運行しているので計画的に回りたい人にはおすすめです。ただし見学時間短いです。
別府地獄までのアクセス
全国各地から飛行機
大分空港からまずJR別府駅まで行きます。大分空港アクセスバスでJR別府駅前まで約51分、1,500円です。JR別府駅に到着したら、駅前のバス乗り場から地獄めぐりの始点となる「海地獄前」まで亀の井バスで移動します。
別府の地獄は海地獄エリアと血の池地獄エリアの2つに分かれており、エリア間の距離が3kmほど離れているので、海地獄エリアを先に回るのがおすすめです。
地獄めぐり以外にも自由に移動をしたい場合は、レンタカーを借りると楽です。レンタカーで移動した場合も大分空港から別府市内まで約50分です。
別府地獄めぐり見どころ
海地獄
最初にいくのにおすすめの地獄は海地獄です。別府の地獄で最大の海地獄は、コバルトブルーの色でとってもさわやかです。
日本一の大鬼蓮は子供が乗ることができます。温室、足湯、があります。
池の青は、温泉の成分である硫酸鉄が溶けているためです。園内は温泉熱を利用してアマゾン原産のオオニバスや熱帯の睡蓮を栽培していて5月上旬~11月下旬の朝が見ごろです。
泉質 含食塩酸性泉(ラジウム硫酸鉄を含む)
温度 約98度
【足湯】
入場者はどなたでも無料で足湯を楽しめます。
タオルは自販機、売店、カフェテリアで販売しているので、休憩に入るとリフレッシュしますよ。タオルは200円です
売店は九州の土産品、大分県の一村一品、名物の温泉たまご、極楽饅頭は昭和29年から販売していて天然温泉の高熱噴気を利用して蒸したものです。
海地獄の温泉を粉末にした入浴剤「えんまんの湯」が大人気です。宅配便もあります。
名物の温泉たまごがゆでたまごなのは海地獄だけ、他の地獄(かまど・鬼山)の温泉たまごは地獄の噴気で蒸しています。また人気の「地獄蒸しプリン」は常温で1時間しか持たないので、この場でいただきましょう。
鬼石坊主地獄
明治以降「坊主地獄」として観光地施設の名所でしたが、一度閉鎖され新たに「鬼石坊主地獄」となりました。灰色の熱泥が沸騰している様子が坊主の頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれました。場所は海地獄の隣です。施設に「足湯」もあります。
近くにベンチや自販機もあるので休憩に便利です。
泉質 ナトリウム、一塩化物泉
泉温 約99度
こびりの休憩所があり地獄蒸し焼きプリンは見逃せない絶品です。
足湯もあり散策で疲れたらどうぞ
地獄で蒸した「冠地どりまんじゅう」おおいたブランドの「冠地どり」で作った饅頭です。他にもさまざまな饅頭をとり揃えています。
かまど地獄
かまど地獄は泉温98度の温泉が噴気とともに湧出
氏神の竈門八幡宮の大祭に地獄の噴気で御供飯を炊いたのがその名の由来です。
かまど地獄は1丁目~6丁目まで湯の池があります。すべて違う地獄を楽しめます。
陽気なスタッフによる地獄の案内が見られるのが思い出になります。
蒸気を鼻から吸う体験コーナーもあり試してみるのもいいかも
泉質 含芒硝弱食塩泉(ナトリウム-塩化物泉)
泉温 約98度
売店
温泉ピータン(地獄蒸したまご)は地獄の噴気で蒸した物、醤油プリン、抹茶プリン
美味しい物が揃っています。
【足湯】
入場者は無料で足湯を楽しめます。
鬼山地獄
鬼山地獄は別名「ワニ地獄」とも呼ばれています。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用してワニ飼育を開始しました。現在、クロコダイル、アリゲーターなど約80頭のワニを飼育しています。
泉質 ナトリウム 一塩化物泉
泉温 約99.1度
ワニの餌付け時間
令和4年6月から毎週土・日曜日朝10時から実施しています。
白池地獄
和風庭園にある池は青みを帯びた白色をしています。噴出時は透明な湯ですが池に落ちた時は温度と圧力の低下で青白く変化します。
ちょっと離れたところから見るとハート型に見えるのでSNS映えスポットです。
白池は熱帯魚館、国東塔、一遍上人像、二豊南画堂があります。
泉質 含ホウ酸食塩泉 塩化ナトリウム、ケイ酸、重炭酸カルシウムを含む
泉温 約95度(噴出口)
【熱帯魚館】
ピラルク、ピラニア、アロワナなど約16種類の熱帯魚を飼育しています。
血の池地獄
血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で赤い熱泥の池です。
化学反応で酸化鉄、酸化マグネシウムなどを含んだ赤い熱泥が地層から噴出し溜まって一面赤く染まります。
泉質 酸性緑礬泉
泉温 約78度
【血の池軟膏売場】
血の池地獄から湧き出る粘土から作られた皮膚病に聞く軟膏を販売しています。
【足湯】
入場者はどなたでも無料で足湯を楽しめます。
龍巻地獄
別府市の天然記念物に指定された間欠泉が龍巻地獄
30~40分に1度、間欠泉が吹き出します。
豪快に噴出した熱水は屋根で止められているが約30m噴出す力があります。
泉質 含食塩酸性泉
泉温 約105度(噴気)
ジェラートショップ
龍巻地獄は間欠泉のため待ち時間が発生します。その時おすすめなのが生搾りのみかんジュース
龍巻農園の果樹園で収穫したみかんを搾ってジュースにしています。期間限定で
100%果樹がおいしいです。大分産のミルクとフレッシュ素材のジェラートも人気です。
7か所の地獄を巡ると約3時間半はかかります。
回る順番やバスや龍巻地獄のタイミングが合えば約2時間20分で回ることができます。
地獄蒸しとは
鬼山地獄から歩いて5分のところにある「地獄蒸し工房鉄輪(かんなわ)」は地獄蒸しを体験する施設です。
地獄蒸しとは江戸時代から続いている伝統調理法。塩分を含んだ蒸気で蒸すので食材のうま味が増します。
おすすめは「地獄蒸し玉手箱」大分県の野菜、鶏肉、卵、豚まんを買ってお客さまがセルフスタイルで蒸します。窯の料金も別途必要です
営業時間 10:00~20:00
定休日 第3水曜日
まとめ
大分県別府温泉に訪れたら地獄めぐりの観光スポットに行ってみましょう。
白池地獄と血の池地獄はバス移動で残りの5つは徒歩で行けます。
血の池地獄と龍巻地獄の巡る順番は臨機応変に
できるだけ7つ全部回って余裕があれば地獄蒸しで大分県産の食材を味わいましょう。
別府温泉のおすすめホテル
杉乃井ホテル
最近話題のホテルで最上階の露天風呂「宙湯」が自慢です。夕食のバイキングは地元の食材を活かした創作料理が美味しいです。親子三世代で楽しめる遊びの施設があります。
おにやまホテル
地獄めぐりに便利な場所にあります。夕食は部屋食で朝食はバイキングです。
別府最大級の露天風呂「鬼山の湯」と展望露天風呂「空の湯」の源泉かけ流しが自慢の宿です。
また、別府温泉名物の「地獄蒸し」(温泉の蒸気で食材を蒸す)の味も楽しめます。
ホテル白菊
特に歴史は古く和風旅館でありながら現代の設備やサービスも充実しています。夕食は部屋食と和洋レストランで地元の新鮮な食材を使った和食懐石を楽しむことができる自慢のホテルです。
源泉かけ流しの温泉を楽しめて、疲れを癒してくれます。素敵なおもてなしがまた泊まりたくさせます。
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